統計(とうけい)で何がわかる

家計調査(かけいちょうさ)

目 的
世帯における家計の実態(じったい)を明らかにするために行われます。
対 象
全国から約9000世帯(そのうち東京都では597世帯)を選んで行われます。
時 期
毎月実施(じっし)しています。
活 用
調査の結果は、景気の動きの判断(はんだん)や年金制度(ねんきんせいど)をよく調べ考えるための、基礎資料(きそしりょう)としたり、企業(きぎょう)のマーケティングの資料などさまざまなことに利用されています。

 このように、知ろうとする調査対象の母集団の一部(標本)を調査し、全体を推測(すいそく)する方法を、標本調査といいます。
 統計では、この標本調査がよく使われます。
 標本調査は、調査を行う対象の数が少ないため、調べてから結果が出るまでの時間が短くてすみますが、標本誤差(ごさ)が生じます。

標本調査

家計調査の流れ

  • (1) イラスト 地域の選定 総務省統計局(そうむしょうとうけいきょく)が、調査地域を選定し、都道府県に通知します。 手順1ここまで
  • (2) イラスト 統計調査員が、調査地域の世帯名簿(せたいめいぼ)を作成します。 手順2ここまで
  • (3) イラスト 世帯名簿の中から、無作為(むさくい)に調査世帯を選びます。
    約9000世帯(そのうち東京都では597世帯)を選びます。
    手順3ここまで
  • (4) イラスト 調査対象世帯が調査票(家計簿等)に記入します。
    (毎日の収入(しゅうにゅう)と支出(ししゅつ)を家計簿に記入してもらいます。
    その他に過去(かこ)1年間の収入や現在の貯蓄高(ちょちくだか)などを記入してもらいます。)
    手順4ここまで
  • (5) イラスト 統計調査員が調査票を集めます。 手順5ここまで
  • (6) イラスト 集めた調査票にまちがいがないかなどを調べた後、総務省統計局に集められ、全国のデータを集計します。 手順6ここまで
  • (7) イラスト 集計した結果を公表します。(冊子(さっし)、ホームページ)
    行政(ぎょうせい)や企業など、広く利用されています。
    手順7ここまで

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