統計(とうけい)で何がわかる

 他にもさまざまな統計調査(ちょうさ)があり、私たちの生活にいかされています。たとえば、次のようなものです。

全数調査には

○経済(けいざい)センサス‐活動調査
経済活動の実態(じったい)を明らかにするため、日本の全てのお店や会社などを対象に、調査しています。
働いている人の数や売上額(うりあげがく)などを調べています。
○工業統計調査
日本の工業のすがたを知るために、従業者(じゅうぎょうしゃ)4人以上の工場(製造(せいぞう)事業所)を毎年調査しています。
経済センサス-活動調査の前年を除(のぞ)きます。
工場の数や働く人の数、生産額などがわかります。
○学校基本(きほん)調査
全ての学校を対象に、児童生徒数、教員数、施設(しせつ)の状況(じょうきょう)や生徒の卒業後の進路などを毎年調査しています。

標本調査には

○小売物価(こうりぶっか)統計調査
月々の価格の変化を明らかにするため、いろいろな商品やサービスの値段(ねだん)を毎月調査しています。
○毎月勤労(まいつききんろう)統計調査
お店、会社、病院など、都内の約3620事業所を選んで、働いている人の賃金(ちんぎん)(給与(きゅうよ))や労働時間などを毎月調査しています。
賃金・雇用(こよう)・労働時間の移(うつ)り変わりがわかります。
○労働力調査
都内で約3700世帯を対象に、仕事をしているかどうかなど、就業(しゅうぎょう)状態を毎月調査しています。
労働力人口や完全失業率(しつぎょうりつ)がわかります。
労働力人口とは、15歳以上の就業者(月末1週間に少しでも仕事をした人)と完全失業者(仕事についておらず仕事があればすぐつくことができる人で、仕事を探す活動をしていた人)をあわせたものです。
完全失業率とは、労働力人口に占(し)める完全失業者の割合(わりあい)です。

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