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ことがらの起こりやすさを、数で表すにはどうすればいいのだろうか。
コンピュータを使って、5本のくじのなかから1本の当たりくじを引く回数を実験(シミュレーション)をしたところ、以下の表の通りになりました。
起こりやすさの度合いはどのくらいでしょうか。
引いた回数 | 100 | 200 | 300 | 500 | 1000 | 2000 | 3000 | 4000 | 5000 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当たりを引いた回数 | 24 | 49 | 65 | 102 | 187 | 381 | 585 | 784 | 1002 |
相対度数 | 0.24 | 0.245 | 0.2167 | 0.204 | 0.187 | 0.1905 | 0.195 | 0.196 | 0.2004 |
折れ線グラフに
してみよう。
起こりやすさの度合い、すなわち、で求められる割合を相対度数といいます。
このグラフから、当たりくじを引いた相対度数のばらつきや変化について、次のことがわかります。
・引いた回数が少ないうちは、当たりくじを引いた相対度数のばらつきは大きいが、回数が多くなると、そのばらつきは小さくなります。
・引いた回数が多くなるにつれて、当たりを引いた相対度数は、0.2に近い値になります。
この0.2は、当たりくじを引くということの起こりやすさの度合いを表していると考えられます。