不確かな事象を表す

ことがらの起こりやすさを、数で表すにはどうすればいいのだろうか。

コンピュータを使って、5本のくじのなかから1本の当たりくじを引く回数を実験(シミュレーション)をしたところ、以下の表の通りになりました。
起こりやすさの度合いはどのくらいでしょうか。

引いた回数10020030050010002000300040005000
当たりを引いた回数2449651021873815857841002
相対度数0.240.2450.21670.2040.1870.19050.1950.1960.2004

セリフ

折れ線グラフに
してみよう。

シミュレーション結果

 起こりやすさの度合い、すなわち、あることがらが起こった度数/すべての度数で求められる割合を相対度数といいます。

 このグラフから、当たりくじを引いた相対度数のばらつきや変化について、次のことがわかります。

・引いた回数が少ないうちは、当たりくじを引いた相対度数のばらつきは大きいが、回数が多くなると、そのばらつきは小さくなります。
・引いた回数が多くなるにつれて、当たりを引いた相対度数は、0.2に近い値になります。

 この0.2は、当たりくじを引くということの起こりやすさの度合いを表していると考えられます。

考えてみよう
  • ■このくじにはずれくじを1本ふやしてよくかき混ぜて1本引くとき、当たりくじを引くということの起こりやすさの度合いはどのくらいですか。
確かめよう
  • コインを投げたとき、表向きになる起こりやすさの度合いを実験して求めてみましょう。

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